小野茶
翠泉、翠蓮
茶種は煎茶で品種は「やぶきた」。小野茶の代表的商品で、渋み・苦み・甘みを併せ持つ濃厚な味わいが特徴です。
小野茶が栽培されている土壌は地層で言えば老年期です。老年期の地層は自然現象によって長い年月風化され、地表の肥沃な土壌は洗い流され、地中の岩盤が露出し、しかもその岩盤は風化して真砂状になり、風化しにくい粘土質の赤土と混合した状態です。よって痩せた土質です。小野茶の渋み・苦みは真砂によって強められ、甘みは赤土によって強くなっています。この土質によって小野茶の特徴である濃厚な味は作られています。
※煎茶とは太陽の光をさえぎることなく、光をいっぱいに受けて、自然のままの状態で栽培し、一芯三葉程度に成育した葉のみを摘んだものです。